円高・円安ってどういう意味?

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テレビニュースでもよく耳にする、円高円安について。
その意味や要因・影響をご存知の方はもしかしたら少ないかもしれません。
経済学部を卒業しているとか、経済に興味があって勉強しているという方でないと円相場、為替レートなどにはなじみがないのではないでしょうか。

円高と円安の概要、影響について

■円高

円と他通貨を相対的に比較したとき、の価値場合に用いられる言葉。

■円安

円と他通貨を相対的に比較したとき、の価値場合に用いられる言葉。

となります。
“円の価値”という言葉がやや漠然と感じるかもしれませんが、例を挙げてご説明します。
今、目の前に1本1ドルのジュースがあり、買うことになったとしましょう。
このジュースが1ドルということはずっと変わりません。
1ドル=100円の時にジュースを買う場合、お金は100円あれば買うことができますよね。
ここで為替レートが変動し、1ドル=90円になりました。
その時、全く同じジュースでありながら今は90円で買えるのです。
1ドル=100円が1ドル=90円になったという字面だけを見ると円安になったように感じますが、同じものを以前よりも少ない円で買えるようになったということは「円の価値が上がったということになります。

逆に1ドル=110円の時にジュースを買うと、同じジュースを買うのに110円が必要になりますので、同じものを買うときに以前よりも円を多く支払わなければならなくなった、つまり「円の価値が下がったということになりますね。

通貨の価値は需要と供給のバランスによって変動します。

また、通貨変動は経済に与える影響がかなり大きいということもチェックしておきましょう。

<例>

■輸出、輸入業の価格変動

  • 円が高い場合
    輸入が増加し、輸出が減少する(円の価値が上がる=日本の商品が値上がりするということなので日本の商品が売れなくなり、輸出額が減少する)
  • 円が安い場合
    輸入が減少し、輸出が増加する(円の価値が下がる=外国の商品が値上がりするということなので外国の商品が売れなくなり、輸入額が減少する)

■旅行客

  • 円が高い場合
    日本人の場合、海外旅行が増加する(円を旅行先の通貨に安く両替できるため)
  • 円が安い場合
    外国人の場合、日本への旅行が増加する(自国の通貨を安く円に両替できるため)

通貨の価値が変動する背景には、日本だけでなく世界の経済状況が大きくかかわっていると言えるでしょう。